『堂々日本史⑮田原坂、西郷軍敗北への17日間』 2000年5月 NHK、KTC中央出版
西南戦争、その全体の勝敗を決定づけた田原坂(熊本県植木町)の戦いを徹底した現場検証と決して一枚岩ではなかった西郷軍の分析によって追う。
『ニッポンときめき歴史館⑤宮本武蔵・太平の世に生きた戦士』2002年3月 NHK、NHK出版
巌流島など数々の決闘で無敗を誇った宮本武蔵。剣士として有名な武蔵には、もう一つの顔がある。武蔵は、関ヶ原や大阪の陣など激しい戦いに加わっていたという。実は戦国乱世の最終局面を生きた「戦国武士」でもあるのだ。若い時期の戦国時代に培った「武士の自覚」を引きずりながら生き続けた剣豪・宮本武蔵 の人生を描く。
『ニッポンときめき歴史館⑥大江戸スーパースターの誕生 市川団十郎』2002年5月 NHK、NHK出版
江戸時代、庶民に人気のスーパースターが誕生した。歌舞伎役者の初代お よび2代目市川団十郎。スタジオに江戸の芝居小屋を再現、団十郎がなぜ 江戸のスーパースターになり得たのか、誕生の秘密に迫る。
『その時歴史が動いた④黒船来航・日米交渉ここに始まる』2003年1月 NHK、KTC中央出版
嘉永6年(1853)6月3日ペリーのアメリカ艦隊来航から、嘉永7年(1854)3月3日の日米和親条約締結までの9か月。ペリー艦隊の武力による外圧に屈して幕府は開国したというイメージが強いが、実態はかなり異なる。日米両国に残る資料をもとに日米交渉の原点を探る。
『その時歴史が動いた⑦将軍慶喜、最後の決断~幕末を動かした大坂城脱出』2003年6月 NHK、KTC中央出版
江戸から明治へ。時代の大きな転換点となった慶応3年、歴史の火花が散った現場は江戸ではなく関西だった。その中心にいたのは15代将軍徳川慶喜。慶喜の知られざる闘いと最後の決断を描く。
『その時歴史が動いた⑩天心の恋 東洋の美を追い続けた男』 2003年12月 NHK、KTC中央出版
「茶の本」などでアジアの文化を西洋に広めた思想家・岡倉天心。インドの女流詩人に宛てた往復書簡が近年発見され、注目を集めている。50歳の時に インドで女流詩人プリヤンバダ・デーヴィーと運命的に出会いをきっかけに、天心が日本の美や東洋の思想の発見、女流詩人との出会いを通じてアジアの心を世界に訴えかけ、日本とアジアを動かしていく姿を描く。
『その時歴史が動いた⑬上杉鷹山 ふたたびの財政改革』 2004年5月 NHK、KTC中央出版
瀕死の財政を合理化で奇跡的に立ち直らせた成功者として名高い米沢藩主 ・上杉鷹山。鷹山生誕250年を迎えた今年、鷹山直筆の手紙を通じて、 藩政改革に悩む鷹山の姿を紹介しながら、一度は改革に挫折した鷹山が、 ふたたびの財政改革を成し遂げるまでを描く。
「いちばんやさしいヒンディー語・ウルドゥー語入門」2019年3月
人口世界一の大国インドのブームが巻き起こる中、アルファベットで学べ幅広い層に訴求可能なテキスト。ウルドゥー語とヒンディー語は、日常の会話レベルでは、ほぼ同じ言語であるものの、文字がアラビア・ペルシャ文字系、梵字系デーヴァナガリ文字のため、統一カリキュラムの重要性が認識されてこなかった。そこでアルファベットを使い、日本人にとってわかりやすい教材として仕上げた。